明日は節分です。
節分
暦の上では、節分の翌日から春です。
節分は、春の行事の幕開けにあたります。
本来は季節の変わり目である、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日をさす言葉でしたが、現在行事として残っているのは立春の前の日にあたる節分だけです。
<節分には何を??>
①ひいらぎの小枝にいわしの頭を刺して家の戸口に飾ります。(魔よけの効果があると考えられていました。)
②豆まきをします。
豆まきは季節の変わり目にありがちな災害や疫病を「鬼」に見立て、豆をまいて追い払い、代わりに福を招くものです。
■豆まきの仕方■
豆をまく人は・・・
一家の主人か長男です。またはその年の干支生まれの男性や子供が行うこともあります。
豆のまき方は・・・
家中の外に通じる扉を開け、外に向かって「鬼は外」、家の中に向かって「福は内」と声を上げながら豆をまきましょう。
まき終わったらすぐに扉を閉めましょう。
豆まきが終わったら・・・
豆まき後、家族でそれぞれ自分の年の数だけ豆を食べると一年中災難を逃れられるといわれていますよ。(年を重ねると大変です。。。(笑)
<地域によっての違いもあります>
京都府福知山市三和町の大原神社は「鬼は内、福は外」
千葉県成田市の成田山新勝寺は「福は内」
奈良県の蔵王寺は「福は内、鬼も内」
岐阜県可児郡御嵩町の鬼岩福鬼まつりでは「鬼は内」
埼玉県比企郡嵐山町の鬼鎮神社では「福は内、鬼は内、悪魔は外」 などもあります。
家庭での豆まきでは、「鬼」の付く姓(鬼塚、鬼頭など)の家で「鬼は内」の掛け声が多いようです。
<最近流行の恵方巻>
恵方巻の起源は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったといわれています。
今年の恵方は「北北西」
年神のいる縁起のよい方角を向いて無言のまま「丸かぶり」します。
巻き寿司は「福を巻き込む」という意味があり、切らずに食べるのは、「縁をきらないため」なのです。
意味を知って、行事を行なうことは大切ですね!
七福神に因んで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶ等七種類の具を入れて、福を食べるという意味合いもあるらしいですよ。
<歴史>
昭和初期にも、大阪では節分の「丸かぶりずし」の広告ちらしが見られました。
しかし戦後は一旦廃れ、1974年に大阪市で海苔店経営者等が節分のイベントで海苔巻きの早食い競争を始めたことや、1977年に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った海苔の販売促進行事で、復活しました。
現在の恵方巻の全国販売はセブン-イレブンが、1998年にコンビニ初の恵方巻全国販売を開始し、ローソン、ファミリーマートなどがこれに続いていきました。
あなたは、どんな節分を送りますか??